社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。



いつもくだらないことですぐ言い合いになるけれど、それ以上に好きなものや価値観の気が合う。

だからこそ余計に、恋愛対象とかではなく『仲の良い存在』になっているのだと思う。



「そういや、今日から誰か営業部に異動してくるらしいぜ」

「?この時期に?」

「普通は新年度に合わせるんだろうけど、上がどうしてもその人を営業部に!って言って下半期の頭の今日から異動になったんだとさ」

「へー…てことは余程営業マン向きの人なのね」

「だろうなー…あ、トマトやるよ」

「…いい歳して好き嫌いしないの」



そう会話を交わしながら、拓真がこちらのお皿へ移してきたミニトマトひとつを箸でつまんでぱく、と食べた。



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