社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「……」
呟いた私に、彼はとても驚いた顔をした。
「……」
「…、」
そして、少し黙ってからまたこぼされる笑み。
「…君のそういう所、嫌いじゃない」
それは先程と同じ、優しい微笑み。初めて向けられたその表情に、心がより一層強く惹きつけられる。
「…、」
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、彼は袖を小さく握る私の手をとり歩き出した。
「…?」
「左手がこれで抱き締められないから。今日はこうさせて?」
「……」