社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「おー、本当だ。すごいじゃん」
「!」
そう書面を見ていると突然後ろから紙を覗き込んでくる、氷室さんの顔。
こちらの心臓がドキッと跳ねるのも知らず、彼は包帯のとれた左手で私の肩を抱く。
「俺のアドバイスのおかげ、かな?」
「違います。勘違いしないでください」
そんな手をバシッと叩くと、彼は痛そうに顔を歪めた。
(!そういえば左手っ…)
「っ〜…」
「すみません!左手っ…」
「なーんて、ね」
「へ?」
が、それは演技だったらしく、心配する私に彼はへらっと笑ってみせる。