社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「部屋、何階ですか」
「あれ…宇浦ちゃん、タクシーは…」
「あなたを部屋まで無事に届けたら駅まで戻って電車で帰ります」
「そんなこと言って〜…男の部屋に行くなんて意外と積極的ぃ」
「歩くのもままならない人に襲われる気がしませんから」
オートロックのキーを押し、マンションへと入ってエレベーターに乗る。
その長い指が押すボタンは、5階の文字。
「……」
「……」
ずっしりと体重のかかる、大きな体。
お酒の匂いと彼の匂いに頭がクラクラしそうになる。