悪魔の彼
私は最後の『切り札』
それは作戦にもあったとおりだ。
私の正体もまだ明かせないため、フランテの後ろになるべく侍女に見えるように立つ。
しかし、案の定彼は私に問い掛けてきた。
「母上の後ろにいるのは……果たしてだれかな?」
「そんな事はどうでもよい。私の侍女だよ。」
フランテは、一片の迷いもなく言った。
そう、まだ知られちゃいけない。
彼が気づいてしまうと踏んでいたのだが、そうではないなら口を閉じている方がいいだろう。
「此処にこのメンバーできた理由はわかるかい?」
そして遂に
始まった………
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