悪魔の彼
「あっ、ラギール。どこにいたの?」
私が声をかけると、ラギールは少し疲れた顔をした。
「ほんと困ったよ……。庭を歩いていただけなのに、一気に五人くらいのメイドに捕まってしまって…」
「相変わらず人気者だな!」
イアがラギールに向かって面白そうに言う
どうやらイアがこの城をでていく前から、ラギールは人気者だったらしい
「お前も人のこと言えないんじゃないか?門の外でアルが困ってたぞ?」
アルが困ること。
それに加えてイアが人気者らしいということに繋がりが見つけられなかった私は少し首を傾げた。
「…?どういうこと?」
「女の子からのプレゼントが門の外で山になってるんだ。久々の帰還だからな。お前のファンは凄いな」
今度はラギールが面白そうに言う
二人の視線の交わるとこらには、火花が散っていてまた私達は笑った。
そんなたわいもない会話をしながら、公表までの時間はすぎていった。
長い間離れていた家族との至福の一時
懐かしく、暖かい時間だった。
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