悪魔の彼




やはり二人は人気だ



こんななか、私が出ていっても大丈夫なのだろうか?


確かに幼い頃は、よく温かい歓声をうけた。





しかし、何年民衆のまえに出ていないのか……


果たして皆が覚えてくれているのかさえ不安になる。







「我が息子達よ、私のせいで多大な迷惑をかけた。申し訳なかった。そして諸君、君達にも迷惑をかけた。私を、愚かだった私を、許してくれるか?」






私が不安でいっぱいだった中、打ち合わせではなかった言葉がアイリウスの口から発せられた。





二人は王の元へとひざまずき、頭を垂れた。



民衆も歓声とはまた違った歓喜の声を上げた。





今、温かい心にこの世界は包まれていた。






「そして!ニアの記憶が戻ったこと、私の間違いがわかったこと、イアとラギールに心の平和が戻ったこと、全てはこの子のおかげだ!」























とうとう私の番がきた。













< 388 / 400 >

この作品をシェア

pagetop