悪魔の彼



第一、私は人間界にいた時と同じ服装だ。

イアはなんとか出れるかもしれないが、私は無理だ。


「遠慮しておくわ。嬉しいけど今回は出れないみたい。」



「そんなことないよ、部屋に来れば分かるって。」







嫌な予感が少々するが、約束は約束だ。


だが……

やっぱり不安だ


怪しむ私をよそに、フロウとイアはどんどん進んで行ってしまう。


「シルヴィア、早くおいで。」



イアが声をかけてくれる。


「ま、待ってよぉ」








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