素敵な上司とキュートな部下
「主任、明日は予定ないですよね?」
「なによ、いきなり……。第一、そういう時は“予定はありますか?”って聞くものでしょ? それじゃまるで、予定がないのが前提みたいじゃないの……」
明日は土曜で会社は休みだ。加奈子の予定があるかと言えば……
「あるんですか?」
「ん……ないけど?」
「よかったあ。じゃあ、神林の家に行きましょう?」
(神林君の家という事は、つまり志穂の家よね。でも……)
「どうしてそうなるの?」
「前に約束したじゃないですか……」
「約束? 私が、嶋田君と?」
「はい。穂奈美ちゃんが僕に懐いてるって言ったら、主任は信じてくれなくて、“じゃあ今度一緒に行って証拠を見せる”って……」
「………ああ、そう言えばそうだったわね?」
加奈子が異動して来た当日、香川や桐谷と一緒に昼食後のお茶をしながら、そんな会話をした事を加奈子は思い出した。と同時に、
(今朝、志穂が言った『明日ね』って、そういう事だったのか……)
と気が付いた。
「じゃあ、主任が乗り降りする駅で待ち合わせましょう。何時にしましょうかね? あ、携帯の番号を交換しなきゃですね!」
やけに楽しそうに話す大輔に、加奈子の頬も緩むのだった。
「なによ、いきなり……。第一、そういう時は“予定はありますか?”って聞くものでしょ? それじゃまるで、予定がないのが前提みたいじゃないの……」
明日は土曜で会社は休みだ。加奈子の予定があるかと言えば……
「あるんですか?」
「ん……ないけど?」
「よかったあ。じゃあ、神林の家に行きましょう?」
(神林君の家という事は、つまり志穂の家よね。でも……)
「どうしてそうなるの?」
「前に約束したじゃないですか……」
「約束? 私が、嶋田君と?」
「はい。穂奈美ちゃんが僕に懐いてるって言ったら、主任は信じてくれなくて、“じゃあ今度一緒に行って証拠を見せる”って……」
「………ああ、そう言えばそうだったわね?」
加奈子が異動して来た当日、香川や桐谷と一緒に昼食後のお茶をしながら、そんな会話をした事を加奈子は思い出した。と同時に、
(今朝、志穂が言った『明日ね』って、そういう事だったのか……)
と気が付いた。
「じゃあ、主任が乗り降りする駅で待ち合わせましょう。何時にしましょうかね? あ、携帯の番号を交換しなきゃですね!」
やけに楽しそうに話す大輔に、加奈子の頬も緩むのだった。