『一生のお願い、聞いてよ。』

ノートの真ん中らへんで目が止まった。


<好きな人がいるけど、どうやって気持ちを伝えたらいいか分からない>


結羽ちゃんの質問を見つけた。


その質問の周りには、


<この質問松尾結羽が書いてるの見かけたー(笑)>
<松尾結羽ってあのデブだろ(笑)>
<デブのくせに好きな人とか(笑)>
<きもい>
<しね>
<でぶ>
<消えろ>
<塾辞めろよ>
<ほんとはずっと前からあなたのことが大嫌いでした♪(笑)>
<こいつの好きな人知ってるー(笑)>
<教えてー(笑)>
<同じ中学校のはやとって奴らしい(笑)>
<あー!知ってるー!あのヤンキーでしょ(笑)>
<俺も知ってる(笑)>
<あいつギャル好きだしでぶには無理>
<ブタはひっこんでろー>
<はやとにチクってやろー>
<気持ちなんて伝えられてもブタ語は分かりません>
<まずは人間になりましょう>




たくさんの悪口がかかれていた。


殺意に似た感情が芽生えた。


勇治『あ、何かはやと言ってたな』

「え?なんて?」

勇治『ブタに好かれてるらしいぞって誰かに言われたらしい』

「それで?はやとは?」

勇治『いたずらだろって気にしてない』

「そっか、こんなんじゃ、過呼吸なるのも無理ないよね…」





見るのが耐えれなくなってノートを閉じた一瞬、


一番最後のページに何か書かれているのが見えて、もう一度そのページを開いた。







勇治『なんだ…これ…』







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