『一生のお願い、聞いてよ。』


先生の唇がそっと離れる。

先生から目をそらすことができなかった。


先生『な、なんだよ』

「先生、だいすき」

先生『俺もだよ』


先生の大きな手がわしゃわしゃとあたしの頭を撫でた。

先生と一緒にいれるなら、傷付いてもいい。

先生の一番でいれるなら、傷付いてもいいよ。

ほんとにそう思えるんだ。


それでも、あたしは傷付くんだ。





先生はキス以上のことはせず、ただ勉強を教えてくれた。

それでも、嬉しくて、ドキドキして、幸せだった。


先生もあたしのことを思ってくれてると思うだけで、幸せだった。



学校もいかないまま、夏休みに突入した。



お母さんは学校に行っていないことを知らない。


夏休みはもうちょっと長い時間先生に来てもらおうと言って、昼からきてもらうようになった。


でも、休みの日を増やしてもらおうね、と言ったけど、先生に会えるんだから、休みなんていらない。


毎日毎日先生とずっといたいと思う。



でも、先生は金土日は休みをくれと言ったみたいで、ちょっと悲しかった。



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