『一生のお願い、聞いてよ。』
その時、車が通りかかって、車が止まって、おとこの人が1人降りてきた。
男の人『どうしたんですか?!』
「この人ばかだから落ちたの」
男の人『はい?!』
女の人『そうなんです(笑)』
男の人『とにかく出ましょう!』
男の人は、女の人の腕を掴み、ひょいと持ち上げた。
「うわ、すごい」
男の人『この人が軽いんですよ(笑)では、気を付けてくださいね!』
女の人『すいません、ありがとうございました。』
女の人はまた深々と頭を下げた。
男の人はニコっと笑って手を降って車に戻って行ってしまった。
女の人『ありがとう』
「は?」
いきなりのありがとうにあたしは意味が分からなかった。
ありがとうって何?
てか、あたしが謝る方なのに。
女の人『あなたがここで覗いててくれたから、さっきの人も気付いてくれたから、ありがとう』
女の人はまた優しく笑った。
なに、この人。
ばかで、おっちょこちょいで、こんな優しく笑う人、始めてみた。
なんか、調子狂う。
「あの」
女の人『はい?』
女の人は子猫のような目であたしを見つめた。
「さっきは、ごめん」
女の人『え?何が?』
「ぶつかった時、前見てなかったのはあたし。たばこで洋服も焦がしちゃって…」
女の人『え?そんなこと気にしなくていいのよ?』
彼女は優しく微笑んだ。
なんなの。
ほんとになに?!