はじまりは政略結婚
それは桜さんからで、連絡先を交換していたことも忘れていたから、かなり驚いてしまった。
だけど、よりビックリしたのは、切羽詰まった声で電話をかけてきたうえに、呼び出されたことだ。
それも、智紀のテレビ局に……。
とても行く気にはなれなかったけれど、彼女の尋常じゃない雰囲気に断ることができなくて、仕事終わりに局にむかったのだった。
「百瀬さん、ごめんなさい。お忙しいのにお呼びして……」
桜さんに言われた通り、彼女の楽屋へ行くと、青ざめた桜さんが私の側へ飛んできた。
ラフなTシャツに短パン姿で、ちょうど空き時間のようだった。
「いえ、私は大丈夫です。それより、忙しいのは桜さんの方ですよ」
彼女の慌てぶりに驚きつつ言うと、首を横に振られた。
「忙しいなんて言ってる場合じゃないですから。それより、嶋谷副社長と婚約破棄をしたって本当ですか? 私、信じられなくて……」
だけど、よりビックリしたのは、切羽詰まった声で電話をかけてきたうえに、呼び出されたことだ。
それも、智紀のテレビ局に……。
とても行く気にはなれなかったけれど、彼女の尋常じゃない雰囲気に断ることができなくて、仕事終わりに局にむかったのだった。
「百瀬さん、ごめんなさい。お忙しいのにお呼びして……」
桜さんに言われた通り、彼女の楽屋へ行くと、青ざめた桜さんが私の側へ飛んできた。
ラフなTシャツに短パン姿で、ちょうど空き時間のようだった。
「いえ、私は大丈夫です。それより、忙しいのは桜さんの方ですよ」
彼女の慌てぶりに驚きつつ言うと、首を横に振られた。
「忙しいなんて言ってる場合じゃないですから。それより、嶋谷副社長と婚約破棄をしたって本当ですか? 私、信じられなくて……」