君の笑顔と青空と
「俺もいつでも遊べるで!」
「あんたはどこのチャラ男や!男共と遊んだらええねん!」
「はいはい。そういう嫉妬まじいらんわー」
え?嫉妬?
増井の言葉が理解できずにいると、美紗の平手が増井の頭を強く叩いた。
「アホか!嫉妬なんかせーへんし!!」
怒気の含まれた声を放った美紗は、イスから立ち上がると教室を出ていってしまった。
しばらくの沈黙が私達の間に流れ、他の生徒の声は耳に入って来ない。