永遠の幸せを
「美紅…」



燕尾服姿のお父さんが瓶ビールを右手に持ち、歩み寄ってくる。



「気分はどうだ?」


「最悪なんだけど・・・」


「…みんな…お前のおめでたを知らないんだから…吐きそうになったら…飲み込め…」




「はぁ?」


お父さんは私の耳許でとんでもないコトを囁く。



どこまで…身勝手なのよ!!


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