永遠の幸せを
「…もう少し…下…」
陣痛待機室。
美紅の陣痛の間隔は10分間隔になっていた。
このまま順調にいけば、今日中には待望の赤ちゃんと対面だ。
陣痛に苦しむ美紅の腰を摩り、痛みを逃してやる。
「…違う…右の腰辺り…」
「ここか?」
ベットに横たわる美紅はタオルで顔を押さえて…痛みと戦っていた。
「お母さんはカイザーなのに…私…普通分娩で大丈夫なの?」
「琉果も普通だったから…大丈夫よ。産めるわよ」
桐生夫人は壁際に置かれたソファに座って見ているだけ。
陣痛待機室。
美紅の陣痛の間隔は10分間隔になっていた。
このまま順調にいけば、今日中には待望の赤ちゃんと対面だ。
陣痛に苦しむ美紅の腰を摩り、痛みを逃してやる。
「…違う…右の腰辺り…」
「ここか?」
ベットに横たわる美紅はタオルで顔を押さえて…痛みと戦っていた。
「お母さんはカイザーなのに…私…普通分娩で大丈夫なの?」
「琉果も普通だったから…大丈夫よ。産めるわよ」
桐生夫人は壁際に置かれたソファに座って見ているだけ。