3秒小説
にひゃくにじゅう


登校中、前を歩く友達の頭から、一本の赤い糸が伸びていることに気がついた。


その糸は、空の彼方にまで、高くのびていた。


気になって触れてみると、その糸がぶつんと切れた。


友達が、無表情でふりむいた。

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