3秒小説
にひゃくにじゅうに


ずり、ずり、ずり、と、


腹から内臓がはみ出た男が、大腸をひきずりながら、電車の中を歩きまわっている。


席に座った客はみんな、スマフォを見ている。いや、必死でスマフォを見ているふりをしている。


ずり


男がわたしの前に止まった。


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