3秒小説
にひゃくごじゅうはち


朝起きて、リビングに行くと、家族がみんな泣いていた。


父が言った。


「私たちは、今日からエサになるんだ」




窓の外を見ると、乗用車くらいの大きさの甲虫が、庭に何匹も群がっていた。




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