3秒小説
よんひゃくごじゅうよん


朝、登校中、路地裏で、


「じぎじぎじぎじぎ」


とつぶやきながら、指を噛むおじさんを見た。


怖いので無視して通り過ぎた。


翌朝、その指を噛むひとが、5人に増えていた。


中に父がいた。


「じぎじぎじぎじぎ」


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