3秒小説
はっぴゃくにじゅうご
深夜、目覚めた。動けない。金縛りか。頭の横を、何かがぴょんぴょんとはねている。指だ。ちぎれた指が5本。はねまわっている。なぜか生き別れた弟の指だとわかった。指は、私の口の中に入ってきた。
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