ずっと大好き…この恋は永遠…



塚越の言葉に、正直、動揺していた。


自分の記憶が正しければ…

そう思い、ケータイを開き、着信履歴を確認する。


20件しか記録できない着信履歴にぎりぎり残っていたみのりからの2回の着信。


昼休みに、塚越にケータイを拾われた時にかかってきた着信。


その日付は…2週間前の金曜日。


つまり2週間前の木曜日、みのりは浅井からの電話に出なかった訳で…


浅井の時間がケータイのディスプレイを見たまま止まる。


本当に寝てただけかもしれない。


だけど…もしかしたら…

その時間まで出掛けてたのかもしれない。


…誰かと。



塚越の言葉をそのまま鵜呑みにするつもりなんかなかった。


だけど…

『みぃって呼んでました』


その言葉が、塚越の言っていた話を事実だと突きつける。


中学の時のあだ名だって言っていたから、ただの同級生かもしれない。


塚越の見間違いかもしれない。




だけど…

どうしても悠太の事が頭から離れなかった。


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