ずっと大好き…この恋は永遠…
「それに、みのりと塚越は似てないよ」
キュッと唇を噛み締める塚越の目は、さっきまでの挑戦的なものではなかった。
「…真面目なところは似てたかもしれないけど。
だけど…みのりはオレの前の奥さんの事を一言も悪く言わなかったよ。
はっきりしない態度のオレを責めたりもしなかった。
いつも…みのりは自分だけを責めてた」
照らしていた太陽が、また雲に隠れていく。
言葉にしながら、みのりの気持ちを思うと、どうしょうもなく抱き締めたくなってしまって…
どうしょうもなく、不甲斐ない自分が情けなくなってしまって…
改めて、みのりへの強い気持ちを痛感しながら塚越を見つめた。
「みのりは、オレの迷惑にならないようにって、自分の気持ちは後回しで…
いつも1人で泣いてた。
誰も傷つけないように1人で傷付いて…それでもオレに文句一つ言わないで傍で笑っててくれた。
塚越は、自分のしてる事棚に上げて、みのり責めて傷付けて…
よく知りもしないでみのりを悪く言って…
…悪いけど全然似てない。
オレが好きなのはみのりだけだ。
それはこの先もずっと変わらない」
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