MEMORY-君と過ごした夏-
「シロは…そんなこと、思ってなかったんだ」
シロにとって私は、
恩返しの対象。
だけど…ただ、それだけなんだ。
家の扉を勢いよく開けて、玄関にしゃがみこむ。
息を整えて…小さく、呟いた。
「最低は…私だ」
シロは私のために言ってくれたのに。
それなのに、私は…
自分のことしか考えてなくて…
「なんで…なんでもっと大人になれないんだろう」
自分が…嫌になる。
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