俺様男子とラブ同居
先輩がそう言った瞬間、なんだか先輩の後ろから視線を感じる。

視線を感じた方に目をやると…



「……っ!」


先輩の前に並んでいる、浴衣姿のキレイな女の人だった。

その人は、私に軽く頭を下げる。

私はその人に「こんばんは」と、小声で挨拶をした。




キレイな人…

浴衣美人って感じ……


なんか頭も良さそうだし…モテそうなオーラがする……


私に挨拶してきたってことは・・




「こいつ、俺の幼馴染みなんだよ」

「え…」


貴斗先輩はそう言って、私に挨拶をしてきその美人さんを指さした。




幼馴染み?



「俺と同い年で…一応学校も同じなんだけど・・知らないよね(笑)」

「ごめんなさい(汗)」


同じ高校なのかぁ。

1年と3年の校舎離れてるから、あんまり会わないしな…




「あいつ、恵美(めぐみ)っていうんだけど…俺の家の隣に住んでて、生まれた時から、家族ぐるみの付き合いなんだよ」
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