車椅子から見える愛
そんな神の声みたいなものが聞こえても、私は人間だから、すぐに受け止められるわけがないのだ。
障がいも病気だという思いもあるのだ、ということも、かりんを生んではじめてわかった。
障がい者も障がい者として生まれてくるわけではない。
親にとっては、ひとりの可愛い赤ちゃんとして生まれてきたのである。
あの人は障がい者、と思うのは他人だけで、親や身内には可愛い赤ちゃんが生まれたという喜びしかない。
それを、障がい者なんだ、この子のこれが個性なんだと受け止めるにはかなり時間がかかる。
そのことを他人は知らない。