車椅子から見える愛

「吐いたり、熱が高くなったりしたら連絡してください」

わたしは家に帰るから様子を見れないので、介護士さんにお願いするしかない。

「もう少し様子を見て帰りますか?」

なんとなく介護士も不安そうなので、そう聞いてみた。

帰り道や帰ってから異変が起きたときのことも考えておかなくてはいけないなと思った。

かりんが目を覚ます間に、主治医が次回のことについて話に来た。

「こんな感じで半年に一回治療していきましょう」

その方がいいのもしれない。

それに、別のことだが、ひとつ主治医に言っておかなくてはならないことがー!

この先生は、わたしと母親の通う歯医者に土曜日だけ、障害児の治療をするために来ているのだ。

かりんもそちらで、という話もあったが、断った。

わたしと母親が、地元の新しい歯医者に変えて、しばらくしてから気がついたのだけど「あっ、もしかしてかりんの主治医が言ってた歯医者ってここじゃなかったかなー」と

かなりわたしもまぬけである。


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