Blood Tear


2人の御陰で無事目的の場所まで辿り着いたコウガはカイリを残し部屋へと入る。



鉄格子の中に閉じ込められた彼女はコウガの存在に気づくと驚いていた。



一方コウガは痛々しい彼女の姿に顔を歪める。




 「コウガ、さん……?」


何故貴方が此処にいるのか、彼女の顔はそう言っていた。




 「君に伝えなければならない事があるんだ」


 「?」


 「今、君の執事であるジークがローグと戦っている。大切な君を護る為命を懸けて……」


コウガの言葉に目を見開くシェノーラ。



ドクリと胸が騒ぎ両手を握る。

揺れる瞳が嘘だと言ってくれと訴えかける。



しかしこれは事実だと、真剣な面持ちで彼女を見つめ返した。











< 148 / 489 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop