Blood Tear
「愚かな……」
エメラルドの髪をそっと撫でるイースも涙を流す中、銃を手にするライアはつまらなそうに低く呟く。
その声に気づいたコウガは彼を睨み、睨まれたライアは何故か銃を手放し手を挙げる。
弓を構えていた人物も彼と同じように戦う意志はないと武器を背負う。
何をするつもりなのか目を細めていると、ライアはおもむろに口を開いた。
「君達に問う。を持つ者同士、共に歩まないか? 」
コウガ達を見下ろすライアは彼等に睨まれながらも言葉を続ける。
「この世界は腐っている。君達も知っている筈だ、人々の愚かさを。少し他者と異なるだけで愚弄され、嫌われ、突き放され、人間として見ようとしない。
あまりにも腐りきったこの世界、我等で作り替えようじゃないか」
人々に差別され続けた者同士、共にこの世界を変えようと言うライア。
堂々とした態度で彼はコウガ達の返事を待った。