【完】まりあ ~人魚姫の涙~
そうは思っても、ルイスの記憶は私の事意外シッカリと覚えているみたい。
なんで私の事だけ、忘れているの?
そう思い、ルイスを恨んだこともあった---
後、不思議な事にルイスを海から助け出したのは、隣国のお姫様だと言うことになっていた。
その女性は多分、私がルイスを海から助け出した時に来たあの女性---
なんでそんな嘘を、その人はつくの?
そう思ったけれど、私は声が出ないしそれに本当の事を言った所で今の私は人魚ではないのだから誰も信じてはくれないもんね。
折角、人間になる事が出来たのにルイスに記憶がないのでは、ここにいる意味なんてない。
そうは思っても、もう人魚ではない私は海に帰る事も出来ないし…。
それどころか私は、お婆さんとある約束をしてしまったのだ。
ルイスと結ばれなければ、海の泡となる事を---