【完】まりあ ~人魚姫の涙~


そう思う事で自分の苛立ちを抑えようとしたが、どうしても高ぶるこの気持ちを抑える事が出来ない。




目の前で仲良くしている二人を見ると、忌々しげに見てしまった。




「バカバカしい…」




そう一言残し、この場を立ち去った。




この気持ちが、恋だったとその時は気づかずに---



 ~※~※~※~※~※~


そう…、




俺はこの目でシッカリと二人が愛するところを見たのだ。




しかしその後の二人はどうだ?




まるで恋人だった頃の面影などなく、声を失い人間となったマリアを見ても兄さんの態度は愛を囁く素振りさえ見せやしない。




て事は…、




マリアの事を兄さんは忘れてしまった?


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