恋するマジックアワー(仮)

って、えええ!?
なんで洸さん!!??


「あ、あの、これどーいう事ですか?」



洸さんが学校の先生?

あたし、聞いてないんだけどッ


え、メガネ?メガネしてるから、
しかも、そのメガネったらナイわ。

なんかものすごーく度が強そう……。


洸さんは、ドギマギしているあたしの方へ歩み寄るとそのクシャクシャの髪を掻き上げた。

無造作……を通り越してボサボサだよ?
そのメガネといい、髪型と言い、すごく野暮ったい。

昨日や、今朝の洸さんとは雰囲気全然違う。


それなのに窓に背を向けた洸さんは、差し込む日差しを受けて、キラキラして見える。


「……」


それがすごくキレイで。
あたしはハッと息をのんだ。


なにこれこわい!

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