はやく俺を、好きになれ。
「今から来いよ」

『え?どこに?』

「俺ンとこに」

『真優はいまプールだよ?何か用があるなら帰ってから…』

「あ?俺が来いって言ってんだからさっさと来やがれ」



これは葉。これは葉。



『……真優、プールだって言ってるじゃん』

「だから?」

『……真優いまプールなの!』



怒鳴り声が聞こえた葉が吃驚していた事に気付かなかった。


そして慌てて俺に制止をかけようとしていたことにも。



“ちょっ、陽!それギャップと言うより暴言になってきてるから!

あ。普段から僕が罵られてるからか。て事は………す、ストップ!

陽ストップ!それは不味いって!僕を基準に考えるな!”



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