だから、恋なんて。
青見先生?なんでそこで青見先生がでてくる?
この間の夜勤であったことは、まだ榊にも聞かれていないし言ってない。
そもそも何があるわけでもないし、そんなことよりも千鶴のことが気になっていたから。
興味がないようで、でもいろんなことを見ていて気が付く榊には、言ってないのに気付かれてしまうのかと妙にドキドキする。
気が付くと腕時計は休憩時間の終わりを指していて、慌てて歯磨きだけしてフロアに出た。
そこにはもうチャラ医者の姿はなくて、少しホッとして通常業務に戻る。
仕事を再開すると、次から次へと考えることやしなければいけないことだらけで。
何やらもくもくと仕事をする榊が気にもなったりするけれど、榊はいつもそんな感じだったとも思い直す。