だから、恋なんて。

なんなら、もうほとんどチャック開きかけだったけど……。

そのままだと確実に他のお客さんからクレームがくるかもしれない……。

まぁ、それは師長に責任取ってもらうからどうでもいいとして。


何とも言えないこの状況。

無理矢理引き込まれたテーブルは一番端っこで、隣には師長がいたからそのお隣さんと話すわけでもなかったからわからなかったけど。

視線だけでチラッと横を見ると……そこには静かに日本酒を飲む青見先生。

うぅ~~……まだ挨拶もしてないから妙にやりにくい。

しかも今は、アイツと座ってた席には背を向けてる状況で。

気にはなるけど、後ろを振り向いて確認するのも勇気がでない。

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