だから、恋なんて。

………って、待ち過ぎじゃない?

なんか、とてつもなく難しいこと言ったわけじゃないよね。

うん?もしかしてちょっと見当違いのこと言っちゃってる?

マジで、これって私の勘違いとかだったんじゃ……。

変な意味で心臓がバクバクと鼓動を早めて、じんわりと脇にも汗が滲んでくる。

ヤダな……私、お風呂入ってないし……夜勤でも汗かいたし……。

そんなことを考えて、やっぱり質問を取り消そうとした時、少し俯いた隣の男から盛大なため息が聞こえた。

いや、ため息つきたいのはこっちですけど。

「参ったね」

「……何が?」

「普通に一目惚れなんだけど?」

「へっ?」

「あー、なんか余計に裏目に出てるのか、コレ」

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