だから、恋なんて。

早速言いつけを破って、家で寝ずにこんなとこでランチしてることまで完全にバレてる。

あー、とりあえず、帰ってシャワー浴びて、部屋を片付けて……。

「あ、化粧はしなくていいんじゃない?もうそのほぼスッピンを見せてるんだから」

考えていることがバレてるのか、いらないアドバイスまでしてくる。

「さ、タクシー来ますよ」

支払いも終わってきた雫が、私の鞄を持ってくれる。

揃ってお店を出ると、言葉通りタクシーがすでに到着していた。

「あー、ランチのお金……」

「いいです、また今度で」

「それより早く寝なよ?」

「うん、ありがとう」

二人に見送られて、タクシーの後部座席に倒れるように乗り込む。

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