天然でワガママな萩野さんと暗くて陰険な私

ガラッ

突然ドアが勢いよく開かれた。

「皆揃っていますか?……萩野さんが来ていませんね。皆、あと1分でチャイムが鳴ります。静かにしてください。………出来ましたね。私はこの1-B組の担任である佐々木です。1年間よろしくお願いします。」

いい先生…無理に生徒の領域に入ろうとしない感じ。

ガラッ

またもドアが勢いよく開かれた。

「キレー」
「誰?あの子?」
「友達になりたーい」

「あ、先生ぽい先生おはよ」

「萩野さんおはようございます。席へ着いて下さい」

萩野さんか。変な人。

関わりたく「おはよ!私、萩野 未玖!よろしくね!あなたは何ていうの?名前」

馴れ馴れしい。うざい。

「煩い…」

「ん?うるさい?さん?変な名前だね!」

「………」

腹立つやつだな。
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