空色ホイッスル



From 圭馬



荷物をまとめて海を後にした駅までの道。



本当にディフェンスになって良いことはなかったけど、芽衣になら話してもいいかなって思った。



俺は隣にいる芽衣に「さっきのことだけど……」と言って今までのポジションのことを話始めた。



「俺さ、今までずっとフォワードやってたんだけど、高校生になってサッカー部に入部した時に



顧問にポジションを聞かれて、俺は当たり前のようにフォワードと答えた。



そしたら先生は他にポジション経験は?って聞いてきて、俺はないですって答えたら



先生は急に顰めた顔をして黙り込んだんだ」



ただ正直に答えただけなのに何か悪いことでもしたのかと思った。



フォワードしか経験がないのがそんなにいけないことなのかと心の中で叫んだ。



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