空色ホイッスル
「口を開けた先生はお前は今までにフォワード一筋でやってきて
攻める時に相手の気持ちが分かってプレーをしていたか?
攻撃する自分ばっかりになってはいなかったか?と聞いてきて
俺は……自分の心が読みとられているみたいで頭が真っ白になった」
試合に勝つこと、自分でゴールを決めること。
仲間がミスをして怒るようなことはしなかったけど、それでも俺はシュートをすることばかり考えていて
守ることは全然考えたことがなかった。
そのことがはっきりと先生は俺に言いはしなかったけど、そのことも分かってて言ったんだと今の俺は思う。
俺の心を見透かすように聞いてきた先生に嘘をつけなかった俺は
「……そうです」
と答えるしかなかった。