君の存在が笑顔になる
「桜香ね、お引っ越ししたくないの。せんくんがいないとこに行きたくないの」


「だから、ここにいたのか?言ってることがよく分からないのだけど?」


確かに私の言ったり理由は分かりにくい。


「あのね、お父さん。桜香が困るようなことをしたら、引っ越ししないでくれるかなって…」


「はあ。そういうことか。桜香が考えていることが分かったよ。でもな、みんな心配したんだぞ。ママなんて、ずっと泣いてるし。人を悲しませるようなことをしてはいけない。桜香だって、もうそういうことは分かるよな?」


「うん…」


お母さんが泣いてるということを聞いて、大変なことをしてしまったと反省した。
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