君の存在が笑顔になる
「桜香ー、何でこんな時に笑うんだよ。早くちょうだいよ。いいだろ?」


「何でそんなに急ごうとするのかなー」


私はまた笑う。


「だってさ、あと1時間したら今日が終わってしまうよ。誕生日プレゼントは誕生日にくれないと意味ないだろ?」


よく分からない理屈だ。


「なー、桜香。焦らすなよ」




「あげる!」


「えっ?」


「いいよ。あげる。もっと千太郎のものにして」


千太郎に抱きついて、顔を上げる。

私を見下ろす千太郎の顔が近付く。


「本当にいいの?」


「もう!決心したんだからー、早くして!」


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