俺ら参上ッッ!!



「「「「かんぱーい!!」」」」


カチン


今、私の家で打ち上げ中です!

雅哉が運動会が終わった後、
「打ち上げしよーぜ!」
と、玖白、恋一、美沙を誘った。

まぁ、勝手にやったから秋斗に叱られてたけどね笑

そんなこんなで、私は龍進の料理の手伝いをしていますっ


「あはは、ひかりがこんなに大人数連れてくるとは思わなかったなー」

「ご、ゴメンね龍進…迷惑だったよね?」

「え?全然!
久しぶりに大人数で賑やかだし、料理のしがいがあるじゃん!」


そう言ってくれた。

ほんと龍進は兄の中で一番優しい…!


「大好き龍進!」

「はは、照れるよひかり」

「ちょいちょーい、兄妹でイチャイチャすんの禁止ー」


恋一がムスッとした顔でそう言った。


「おい恋一!
龍進はなぁ〜、お前らのために料理作ってやってんだぜ〜」


ありゃま…雅哉酔ってる…
ん?酔ってる?


「ちょっと龍進!
あんた雅哉にお酒あげたの!?」

「雅哉が酒酒うるさいからさぁ」

「あれほど飲ませるなって言ったのに…もう」


恋一は運が悪いことに、雅哉に絡み酒をくらっていた。
秋斗が必死に止めても、雅哉は手強い。
玖白と美沙は楽しそうに話してる。


「ひかり、今日ずいぶん目立ってたよな〜」

「誰かさんのせいでね」


雅哉は私にピースした。

ほんとバカな兄だ…
でも、あの時壇上に立ってほんとの私になれたのは嬉しかった。
来週からは隠さないで行こう。
もう…何も怖くない!

ほんと…三年生になってから楽しいことがいっぱい。

私は自然と笑顔になっていた。


「うん、そうそう
ひかりは何も隠さず素直に笑ってるのがかわいいよ」

「りゅ、龍進!//
み、見ないでよっ!」

「あはは!」


今日はほんとに充実したいい日になった。
今までにないくらい…すごく楽しかった。

これからもずっと…みんなと一緒にいたい。








< 33 / 98 >

この作品をシェア

pagetop