先輩は狼男?!
*story2*

社内恋愛の裏側


あのお泊まりの日から数日がたった。

あの日以来、大葉さんと距離が縮まった気がした。

だって、お昼も一緒に食べるようになったし

まぁ、そのおかげでいつもの取り巻きの女子に
いろいろ嫌みとか言われてるけどね笑

気にしてないけど…


そんなある日
私は、いつものように大葉さんとお昼を食べようと購買へとパンを買いに行った。

私のお気に入りのプリンのパンを手に入れて
大葉さんのまってる会社の屋上にむかう。

「あら、また大葉さんと食べるの?」

その声に引き止められる。

「はい。そーですけど」
「ま、いい気分にならないことね。」

でた、取り巻きの中心的人物
笹野 麻里花
中心っていっても、同期なんだよね。
大葉さんに気があるらしいけど…

「へ?」
「だから、調子のるなっていってんだよ。」

そう言って去っていった。

「あ、はい。」

てか、私なんで敬語つかってんの!
あ、大葉さん所行かないと
小走りで屋上に向かう。

「大葉さんー!」
「おう、望月。おせぇよー」
「すいません、」
「なにしてたんだ?」

大葉さんのこと気になってる子に
調子のるなって言われてました。

なんて、いえる訳ない。

「めずらしく、購買がならんでたんですよー!」
「へぇー!みんなお弁当わすれたんじゃね?笑」
「そうかもしれないですねっ♪」


大葉さんとはいろんな事を話すようになった。
でも、まだあの過去のことは
はなせない。


話したら嫌いになるんじゃないかって

そう思ったら口に出せない。

「あ、望月。今夜あいてる?」
「え、あいてますけど?」
「俺んちのさ、カーテン破れたんだけどさ直せる?」
「はい!直せますよ。」
「じゃぁ、俺んち来てよ!」
「わかりまし…え?ぇぇぇぇ!」

「じゃぁ、仕事終わったら会社の入り口でまってる。」

といって、大葉さんは屋上から出て行った。

< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop