先輩は狼男?!

波乱の予感



目覚ましがなって目を覚ます。
「んんっ…。」
私は背伸びをして大葉さんの寝ているリビングに向かう。

まだねてる
寝顔は可愛いんだなー♡

なんか大葉さんの可愛い一面をしれた気がして
うれしくなった。

かわいい顔……

大葉さんを見つめていると
ちょうど目を覚ました大葉さんと目が合う。

ドキッ…

なんなんだろ
昨日から…

大葉さんは、ただの格好いい上司のはず。
なのに、大葉さんと目が合うだけで
心臓がうるさい。

「望月、おはよ。」
「あっ!おおっ…おはようございます」
「なに焦ってんだよ笑」
「いえっ。何もないです」
「そーか?ならいいけど」
「会社の支度してて下さい。」
「おう、」

私は朝食を作るためにキッチンに向かう。


朝食を作り終えて
私も、会社の支度をする。

「大葉さん朝食ですよー」
「おーうまそ。意外と料理うまいのな。」
「ひどいですよー!私だって料理ぐらいはできますー」
「ははっ。ごめんごめん笑」
「あははっ」

なんか…いいな。
こうゆうの。
あれ以来……こんな…幸せなことなかったしな…、、、

「望月?大丈夫か?」
「え、はい。ぼーっとしてました笑」
「ほんとか?」
「本当ですよー♪」

あ、私大葉さんのこと好きなのかもしれない。

「ごちそうさん」
「ごちそうさまでした♪」

食器を片付けて
私たちは出勤する。

「おじゃましましたー♪」
「いってきます。」

大葉さんが…
彼氏だったらいいのに……。



会社に着くと部長が私のデスクのまえに立っていた。

げっ…また怒られるのー?

不安になりながらも少しずつデスクに近づく。

「おい、望月。」

怒鳴られると思って目をきゅっとつぶる。

「……お前よくあんだけの書類頑張ったな。」
「ふぇ?」
「よし、今日は仕事少なめにしてやる。これからもがんばるよーに。」
「…は、はい。」

まって……
初めて褒められた!

やった!
望月羅々。入社二年目で初めて褒められましたぁ!


とかひとりで喜んでると大葉さんが近づいてきて
「よかったな」
って頭をポンポンとなでる。

「はいっ////」



これから起こる波乱によって
女の子の本当のこわさをしることになるんだ。

「チッ…望月羅々…おぼえてなさいよ。」



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