二重人格神様~金と碧の王~


「まったく…甘いんだから」

「え?」

「なんでも、それより、グレン様は、早く座りなさい」


手招きをするフェイランさんに、グレン君は近寄り椅子に座れば彼に見えないように、ピースをされ、それを見て私は出ようとドアに向かう。



「ありがとうございます。じゃあ、私は部屋に戻りますね」


「えぇ、あ、そうだ、小鳥ちゃん!」


「はい?」

「部屋に戻るなら、ついでにお願いがあるわ」



お願い?"なんですか?"と、返せば、フェイランさんはドサッと意味の分からない文字で書かれた大量の紙の束を私に押し付けた。


「え、まさか…」


「海鈴様の執務室に頼んだわ」



その言葉に、私は少し彼を恨んだ。





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