二重人格神様~金と碧の王~
小さな手でギュウと掴まれてしまうと、なにかくすぐったい。
母性本能って、言うのかな…なんか…うん。いい感じ。
しかし、グレンくんって子供なのに顔は整っているし髪も枝毛などなくサラサラだ。うらやましいな。思わず手を伸ばし、その髪の毛に触れる。
すると、かたく閉じられていたグレンくんの瞼がピクリと動きゆっくりと開かれた。
「ん…いの、り?」
金色と青い瞳が私を捕らえ、横になったままそのまま小さな手で目をこする。
「あ…ごめんね。起こしちゃったかな?おはよう」
「う、んん…」
まだ、寝たり無いのか顔を枕にうめ、私の服を掴んだまま目を閉じる。
「グレンくん、眠いの?勉強で疲れちゃったかな…寝ていてもいいよ?わたしも疲れたし」
グレンさんの相手をして。なかなか離してくれないんだもん。
グレンくんのベッドに横になると、嬉しそうに私を見つめ寄り添ってきた。
「うん、お昼寝…するっ」
「ふふ」
布団をかけ、グレンくんは不思議そうな顔で私を見上げる。
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