二重人格神様~金と碧の王~
「どうかした?」
「あ、ううん。なんか、いのり…グレンお兄様の匂いがする…って」
「え!?」
さっきまで一緒にいたからかな?服の匂いを嗅ぐもの、グレンさんの匂いはよくわからない。
「そ、そうかな…」
「うん。最近、グレンお兄様がよく出て来ているって耳にするよ?仲…良いみたいだね」
「あ、いや…その」
「アレス達、言ってたよ?グレンお兄様が大胆告白したって」
そう言うと、布団をかぶり僅かに頬を赤く染めた。ちょっと、グレンくんにまで、そんな事いってるの?
「いのり…グレンお兄様の事も、好き?」
「…え?」
それは、その…
「えっと…その…どうなんだろう。よく、わからない。でも、嫌いじゃない」
「それって、好きってことじゃないの?」
そう言われると、困る。口にしたことはないけど…グレンさんに触れられて嫌じゃないし…。
問い詰められ、少し困ってしまった。わたし、グレンさんのこと、好き…なのかな?無論、海鈴さんの事は大好き。
グレンさんの事は気になる。好きだと言われ嬉しかったし…触れると、海鈴さんに触れられているみたいに、身体
は熱くなる。
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