二重人格神様~金と碧の王~




「彼に、他になにかされた?昨日、実はね、帰って来たとき、グレン様だったから…嫌な予感はしたけど、そんなことをしたのね」


首筋をゆびさされ、私は再び首筋を隠すようにさわる。


「はい…」


「こういう話聞いて、海鈴様のこと、軽蔑しちゃう?二重人格なんて、信じがたいでしょ?」


コクリとうなずく。


「それも、そうよね。だから、海鈴様もわたしも、アレスも言わなかったんだもの」

「そう、なんですか?」


「そうよ。これは、私達の問題だから。あ、悪い意味じゃなくて、心配かけたくないって、意味よ?」


「…はい」


「けれど、最近、よく小鳥ちゃんの前に現れてたみたいだし、もっと警戒しておくべきだった。ごめんなさいね」

頭をなでられ、私はそれを受け入れながらフェイランさんを見上げる。





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