二重人格神様~金と碧の王~
「もう、いいの…わたし、わかったから…」
「ルーテル様…」
「もう、グレン様達の邪魔はしないわ…今までの事と、この剣を盗んだ罪を償って…私は、生きていくわ…それが、愛する海鈴様の願いなら…」
ぎこちない笑顔を浮かべ、ルーテルさんはライを見た。
「ライ、いきましょう…あなたもよ。もう、ここにいる理由はないわ」
振り返り、そのままルーテルさんは歩きだす。その背後を、私達を振り向き様に追うライ。
これで…よかったのかな。その背中はとても寂しくみえた。でも、ここにいたら?そんな軽はずみな事はいえなかった。
ルーテルさんがさっき向けたぎこちない笑顔は彼女の本当の笑顔で…決意の表れだったかた。
違う出会いかたをしたら…友達になれたのかな?
同じ…半神として…分かり合えるところはあったのかもしれない。
なんて…もう、遅いけど…次に、もし会える事が出来なのなら…普通にお話が出来るといいな。
「…なんだよ…なんか、嬉しそうな顔して」
「え…?あ、はい。もし、次に会えたらお友達になりたいって思っていたんです」
「は?…お前…懲りないな。あんだけ、嫌な事されたくせに」
うん…でも…そのおかげで、グレンさんと仲良くなれたんだもん…だから…。
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